2011/04/04

女川町の現状

週末に宮城県女川町へ行きました。

仙台市より車で1時間半ほどにある人口1万人の漁師町。

今回の津波により約4000世帯の半分以上が津波で流され、
人口も半分になった町。

この町へ行ったのは親友の実家があるので、片付けと物資を運ぶ為に
一緒に向かいました。
知り合いがいなければ行く事がなかったであろう町です。

仙台から石巻市を抜け、女川町へ向かうのですが、
石巻市の海側へ抜けるトンネルをくぐると、風景が一変します。






石巻を抜け、女川町へ入ると更に光景に絶句します。





海抜20mの高台にある病院施設から見た町並み。
この高台にある病院の1階でさえ、首まで浸水したということです。考えられない状況です。






正直、写真を撮る事さえ悩みました。
ただ、これをしっかり伝えて早く普通の生活に戻す事がここへ
訪れた人の役目だなって、話し合いました。

被災した人達の話も聞けました。一緒に行った友達の同級生たちも家を失っています。
みんな大きな心を持っている人ばかりでした。
まだ実感がないのが現状、ただ家も車もなくなったけど、生きてるからねって。
笑顔で話していました。
地元の友達が来てくれた事も喜んでいたに違いないです。
だからこそ、いろいろと話をしてくれたのもあります。

この町は物資もまだまだ届いていない。
区役所自体が流され機能してないので、外部との連絡も薄い。
電気と水も復旧のめどは立っていない。

行政なんかの文句を言うのではなく、現地の人達をどうやって前へ進めていけるか
だけを考えて行動していこうと思います。

物資もむやみやたらと集めるのではなく、必要なものを確実に
集め、タイミングよく現地へ持っていく事。
避難所には物資は余り余っています。
もうジャケットや厚手のものは十分で、水も相当分あります。

*女性用下着、肌着
*大きい体型の人達のTEEシャツや靴下(28cm以上)(XL以上のサイズ)
*おにぎり、パン以外の食料。
*サランラップ(水が通っていないので、皿などにかぶせて洗わずに済む)
*水のいらないシャンプー
*移動手段の足(バイクや自転車)
*段ボール、ゴミ袋、ガムテープ
*ろうそく、ランタンなど(電気がまだ復旧していない)

これはあくまでも女川町での声です。
石巻市や場所によってまた違って来ると思います。
週事に必要物資も変わっていくかもしれません。

物資の援助可能な人は下記住所まで送っていただければ
確実に女川町の方、またその近隣の方へ届けます。

243-0425
海老名市中野572-1
(株)エクシード 河尻宛

定期的にピンポイントで運びます。

あと女川町のホームページからも義援金の応援が出来ます。
http://www.town.onagawa.miyagi.jp/#kasetsujyukyo

一人でも、一家族でも早く普通の生活に戻す事が
現場の負担を減らし、また次の人を助ける事が出来る
流れになれば。

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